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百日咳は春から夏にかけて発症する風邪のようなものです。現在、患者の大半が16歳以上という 調査結果があります。
大人に百日咳が多くみられるのは子供の頃に受けていた ワクチンの効果が徐々に弱まっているからです。 1人の患者から10へと二次感染を起こさせると言われるほど感染力が強いです。
百日咳の概要
百日咳は非常に感染力が強くて百日咳菌っていう細菌が呼吸にしつこくて、感染すると激しい咳を起こしてしまうのです。
ワクチンは生後3ヶ月から接種できますが一生続きません。ですが、子供の場合重症化しやすいので接種した方がいいでしょう。
大人は自然と治ってしまうこともありますが子供に感染させないようにしないといけないです。
大人が百日咳で気をつけるポイント
百日咳のワクチンは大体3~5年で徐々に弱まっていき、10~12年後には完全にワクチンがなくなります。
2010年の時点で20歳以上の感染者が全体の50%を上回っているので注意が必要です。感染しても激しい咳が症状が発症しない事もあり、そのため、しらない内に子供に感染させている場合もあるのです。
百日咳の大人の症状
大人の症状を発症期間ごとに以下にまとめました。
■カルタ期
・2週間程度の間は風邪のような咳・くしゃみを発症しますが、徐々に咳がひどくなっていきます。
■けいがい期
・発症して2~3週間に入ると、息を吸い込む時にヒューといった音がでたり、夜間に激し咳を伴います。
子供だと激しい咳ではなく、急に痙攣・チアノーゼ・呼吸停止となるのでうつさないようにしないと怖いですね。また、子供の場合、肺炎や脳症という合併症を起こす危険性があります。
※生後6ヶ月未満の子供の合併症率
⇒肺炎22%
⇒痙攣発作2%
■回復期
3週間後には回復期にはいり、激しいは咳は次第に治まりますが、子供に感染させる恐れがあります。
※ワクチンを事前に接種しているとこういった典型的な症状がでなくて少し咳が酷い程度といった無自覚の場合が多いです。
《まとめ》
大人が感染すると、子供と違って呼吸困難のような苦しい咳がないといえます。個人によっても咳の症状が続く期間や辛さは違いますが、百日咳の感染力の強さは変わりありません。
発症から約2週間程が最も感染力が強いので家族や仕事場の人にうつさないように受診が遅れないようにする必要があります。
約2割の大人が熱もなくて原因不明の咳が2週間以上も続く場合、百日咳の可能性が高いですね。
《感想》
咳が1週間以上続くのであれば、百日咳を疑った方がいいでしょう。管理人のペリも20歳の頃に患ったことがあります。咳が苦しくて寝れないし体力も凄く消耗するので外出もしんどかったです。
個人的には睡眠不足になるのが本当につらかったです。
百日咳の感染経路
百日咳の感染経路はくしゃみや咳による唾液のしぶきを吸い込んだり、のどや鼻の粘膜から感染します。また、百日咳の感染者が触れたことで感染する事もあります。
潜伏期間は7~10日間ほどだといわれおり、感染するとほこり・タバコの煙・乾燥した冷たい風を吸い込むと咳が出てしまいます。
特に喫煙者は肺炎や気管支炎を併発する可能性があります。管理人の場合、ラーメンを食べる時の湯気だけで激しい咳がでました。
百日咳の検査方法
百日咳を検査する方法ですが、綿棒を使って鼻・のどをこすり細菌を採取します。採取したものを容器にうついして増殖しているかどうかを「培養方法」で確定診断をします。
その他にも血液検査によって百日咳かどうかを検査します。血液検査では血中に百日咳に対する抗体や毒素に対する抗体がないかどうかを確認します。
また、百日咳の毒素があると、白血球の増加がみられます。白血球は異物を撃退するための血液の成分の1つです。レントゲン検査でも白血球の増加を調べる事もありますね。
百日咳の治療・予防方法
百日咳を治療する場合、細菌に対する抗生物質を使用します。マクライド系・テトラサイクリン系の抗生物質が中心となりますが、咳がひどくなる前の時期に使用しないと効果的ではありません。
咳が出始めてかた3週間ほど経過すると、抗生物質が効かなくなります。咳に対しては鎮咳薬や去痰薬を処方されます。
抗生物質を服用し始めてから5~7日で百日咳の感染力はなくなりますが、菌が死滅させるたみには約2週間の継続服用が必要です。
抗生物質以外にもしっかりと水分補給をして痰が出やすい状態を作りましょう。
ペリ&肌男
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